BOOMERのスクールウォーズ
『2回目の教育実習(前編)』
みなさん、お久方ぶりでございます。長い眠りから目覚め、今月より復帰させていただきます。
このお休みの間、教職の面で大きな出来事が2つありました。
一つ目は【教員採用試験】。
今年は小学校受験ということもあり、倍率からして例年になく本気で合格するつもりで挑みました。試験後、友達に会うたびに「今年はひょっとしたら、ひょっとするかもしれへん。」と強気な発言を連発していました。…が、通算5枚目となる不合格通知が到着。それから数日間は深刻な腑抜け状態に。強気発言に後悔しながら…。
二つ目は【教育実習】。

昔コラムにも書いたので知っている人は知っていると思うのですが、今僕は小学校の免許を取得すべく通信の大学生をしています。で、その一環で教育実習に行っているのです。まあ近大時代にも一度中学校へと教育実習に行ったのですが、今回は小学校ということで、〔生徒〕と〔児童〕とではその指導内容も大きく異なるとか何とかという理由で再び行かなければならないんだそうです。
人生2度目となる教育実習。これまでに約3年間の現場経験があるので、前回とはまた違う視点で実習を経験できると思い、とても楽しみにしていました。
ということで、今回は【2回目の教育実習(前編)】と題してコラムしていきます。
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1回目の教育実習から早4年。初めての現場体験ということもあり失敗と反省の連続ではありましたが、生徒との関わりの楽しさを経験できたので、これを一生の仕事にしようと思えたほど良い経験ができました。 大学卒業後は、臨時講師として中学校(2校)と養護学校(1校)に勤めてきました。その中で〔授業の難しさ〕や〔現場の厳しさ〕、そして〔子供に対する教育的愛情〕を学び経験することができました。
「様々な経験をしてきた今の状態で、始めに戻ったらどうなるんだろう?」と考えたことがありませんか?今回の実習は僕にとってまさにそんな感じでした。今までの経験を元にして、自分がどれだけできるのか。不安というよりも、期待と興奮で一杯で、心にもゆとりがありました。
そうして迎えた実習初日。担当学年は2年。
緊張はしながらも、大きな期待に胸を膨らませて初めて対面した児童。可愛い。可愛すぎる。無邪気に話しかけてきたり、手をつないできたり。「何歳??」「どこ住んでるの??」「クワガタ好き??」etc…と質問攻め。休み時間は「遊ぼー!!」とグイグイ腕を引っ張られて運動場で鬼ごっこ大会。給食時には「あたし達と一緒に食べよー!!」「いや、俺らと一緒に食べてよ!!」と、ブーマー争奪戦が教室のいたるところで起こる始末。下校時は、「あたし達と一緒に帰ろー!!」「いや、俺らと一緒に帰ってよ!!」と、ここでもブーマー争奪戦が教室のいたるところで起こる始末。クタクタになりながらも、可愛すぎる児童に癒された一日となりました。
次の日も、そのまた次の日も、「先生、先生!!」と可愛い笑顔に囲まれて過ごしていきました。まぁこれは僕のことが大好きというよりも、珍しい若い男の実習生だからであることはわかっていましたが、それでもやっぱり嬉しかったですね。

とはいえ、「子供が可愛い」と思うだけでなく、しっかり指導もしていかなければなりません。そのためにも、子供との良い関係作りや、一人一人の実態や発達段階を把握していなければ指導の効果は発揮されないので、終始児童の観察をしていました。そして児童について理解が深まっていくにつれて、逆に児童とどのように関わっていけばいいのか分からなくなってきました。この学年の児童は、軽度発達障害(LD、ADHD、高機能性自閉症)と思われる児童が非常に多かったのです。養護学校での経験が長いので、障害に関しての知識は小学校の先生方よりも持っているんですが、普通校にこれだけの軽度発達障害児が多いとは思っていませんでした。一対一でじっくりと指導するのならばいいのですが、30人以上もいるクラスではそう悠長にはできません。ではどうすればいいのか。悩みました。激しく悩みました。始めにあった心のゆとりはすでにありません。『一斉指導の難しさ』を痛感しました。
また、『授業の難しさ』という問題にもぶち当たりました。2年生の児童の発達段階ははまだまだ幼稚園児に毛が生えたくらいなので、少しでも難しい表現があると授業の内容を理解できないのです。理解ができないような授業を進めていくと、集中が切れてくる児童があらわれだし、雑談が始まります。その雑談は次第に大きくなり、ついはほぼ全員の集中が切れてしまいます。そうなればもうおしまいで、授業が崩壊してしまいます。そんな授業が続けば立ち歩く児童が現れたり教室を出て行く児童が現れたり、最悪の場合教室にはいってこなかったりと、学級が崩壊してしまいます。この学年は一年生の時に学級崩壊したらしいので、そうなる危険性は非常に高いです。悪いことに今年の担任は児童を力で抑えていたので、児童は一見落ち着いてそうな様子でしたが、いつ爆発してもおかしくない状態にありました。
実習前までは、「学ぼう」という意識よりも、「試そう」という意識の方が高かったのですが、その姿勢こそが大間違いでした。僕は〔教師〕ではなく、〔実習生〕なのです。その実習生に必要なのは「経験」ではなく、「学ぼうとする態度」つまり「謙虚であること」なのです。その時の僕にはそれが決定的に足りていませんでした。傲っていた自分自身を深く反省しました。そして気持ちを改め、初心に返ることにしました。

初心に返ってからは何事にもどん欲に学ぼうとしました。全ての児童に対して、それまでよりも深く観察・分析してそれぞれに応じた関わり方をしていきました。また担当学年や多学年の授業をどんどん参観しに行き、教師の指導の仕方や児童との接し方の良いところを盗むべく、じっくりと観察しました。家に帰ってからも、翌日の指導案を作成しつつ、今日の反省をして明日はどのようにして関わっていくか作戦を練りました。そうこうしていると寝る時間が2時〜3時になっていました。起きるのが6時でしたから、睡眠時間がナポレオン並みになっていました。そりゃぁもう、きつかったですよ。はい。
途中、運動会という大きな行事がありました。練習時はふざけていた児童も、この日ばかりは皆真剣な面持ち。「親に良いところを見てもらいたい」「練習の成果を発揮したい」など、思いは様々ですが、「いい演技をしたい」という気持ちは同じだったのではないでしょうか。そんな真剣な児童の顔つきはとても輝いていて眩しかったです。実際、演技も大成功。観覧席に戻った時の表情は達成感や安堵感から、屈託がなくホントにいい笑顔をしていました。感動して泣きそうになりましたよ。はい。
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…っと、書きつづると本当に長くなるので、今回はここまで。
次回は「授業」「生徒指導」「別れ」をポイントに【2回目の教育実習(後編)】と題してお送りしたいと思います。ご期待下さい。。。
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