『養護学校の一日』
みなさん、こんにちは。
別れの3月が終わり、出会いの4月がやってきました。
いよいよこのコラムも新年度突入です。とはいえ、特別何かがあるというわけではありません。気持ちは桜で、いつも通りやっていきましょう。
まず最初にご報告を。私、昨年度の仕事ッぷりが認められ、本年度も養護学校に勤めることが3月の段階で決まっておりました!しかも臨時講師の中でも一番早く!10月には教育実習で丸一ヶ月抜けてしまうにもかかわらず、「それでも是非」というありがたいお言葉…。感謝感激雨霰。嬉しい次第であります。今年度も下働きしまくるぞ!ってな感じです、はい。校長、サンクス!
さて、そろそろ本題にいきましょう。
今までのコラムを読み返していたのですが、普通校に通ってきた皆さんは養護学校の日常をご存知なのかな、と、ふと疑問に思いました。ということでみなさんに養護学校について理解していただくべく、今回は養護学校の基本的な一日の流れについてタイムテーブル形式でスラスラッと書いていこうと思います。
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【07:40】
普通校ならば少し遅めの出勤ですが、養護学校の授業開始は遅いので職員の中でも早めの出勤。
・教室整備…職員室に行く前に教室で行う。僕の日課。
換気…紫外線に当たれない生徒のために普段は窓・カーテン(2重)を完全に締め切っているので、できるときに換気しておく必要がある。
ポットの湯を沸かす…朝・昼に取る栄養源を暖めるために必要
加湿…加湿器のセット、熱湯をバケツに入れて教室各地に配備、湯で絞ったタオル干しなど。廃痰(痰を出す行為)ができない生徒の肺にヘバリつく痰をふやかして、できるだけ痰を取りやすくするため必要。
・着替え…ジャージに着替えて職員室へレッツラゴー。
・欠席生徒の確認…生徒とマンツーマンが基本の養護学校なのに、加配の問題で教師数が一人足りないうちのクラス。欠席生徒がいない場合は他学年・他学部からの応援が必要。とはいえ、全員出席を願う。
【08:40】
・職員朝会(全体)…教頭先生を司会に、全学部(幼・小・中・高)に関する連絡事項の伝達。約10分。
・ 〃 (学部)…学部長を司会に、学部所属学年全体に関する連絡事項の伝達。約5分。
・ 〃 (学年)…週番教師を司会に、学年全体に関する連絡事項の伝達。生活介助(生徒介助)確認。約5分。
【09:00】
・生徒のお迎え…児童生徒の通学手段はスクールバス(基本)、自家用車、タクシー、自力通学(本校数名のみ)。基本的には当日介助の教師が各生徒を迎えに行く。
【09:10】
・朝の会…クラス委員長が担当教師とともに号令してあいさつする。生徒の連絡帳読み(家庭での様子・体調・連絡事項など)
・朝の準備…トイレ・検温・水分摂取・提出書類の確認など。朝の会と平行。
【09:20】
一時間目(40分)
・生徒の能力に応じて学部縦割りで3つ(総合・生活A・生活B)に分けている。
・担当生徒に応じて教室移動。その後、自分が行く教室へ。
・担当生徒と教室が違うことも多々あるが、違うからといって生徒だけを残して自分の教室に行ってはいけない(安全上)。
・週に2度だけ空き授業が決められている。
・生徒欠席のために教師数が生徒数を上回ると他教室に応援へ。どこも人手が余っている場合は雑用に回る。
・授業の種類…総合・生活、国語、数学、技術家庭科、体育、自立活動(動作・感覚など)、個人課題など
・授業終了5分前に授業の記録を連絡帳に記録(10×3の空欄に生徒が何をしたか、できたか、などを記入)
【10:00】
休み時間(20分)
・次の授業教室へ移動。ノンビリしすぎない。慌てない。
・トイレ・水分摂取も行う。終わり次第ノートに記録。
【10:20】
二時間目(40分)
・一時間目と同じ。
【11:00】
休み時間(10分)
・先の休み時間と内容は同じだが、時間が10分短くなっているのでノンビリはできない。生徒の安全が護られる範囲で急ぐ。
【11:10】
三時間目
・一時間目と同じ。
・次の時間は給食なので、絶対に長引かないようにする。かといって手を抜かない(当たり前)。
・この時間が空きの教師が給食の準備を行う。
【11:50】
四時間目
《給食》
・この時間は給食時間ではあるが、食べること自体が生徒にとって大事な勉強なので4時間目と位置されている。
・食事前にトイレへ連れて行く。
・給食係の生徒が給食ワゴンを持ってくる。
・経口摂取(口からの食事)、経管栄養(鼻や胃に繋がるチューブに栄養分を通す。これを行うには医師の認定が必要)など、生徒により食事形態が異なる。
・12時には全員で「いただきます」
・生活介助と給食介助の交代(スムーズに)。
・完全食事介助の生徒が過半数なので、隙を見つけて給食を食べる。
・遅くても13時には給食終了。
・食事の記録を連絡帳に記録。
《昼休み》
・給食係の生徒が給食ワゴンを返しに行く。
・動ける生徒はボールなどで遊ぶ。
・その他の生徒はそれぞれノンビリ過ごす。
・時間を見て次の授業教室へ移動。ノンビリしすぎない。慌てない。これ基本。
・普通校ではここが教師の休憩時間。だが養護学校では生徒から片時も目が離せないため休憩できない。
【13:20】
五時間目
・一時間目と同じ。
・食後なので無理をさせない。
・ちょうど腹もふくれて眠くなる時間帯。諸事情がある場合を除いて生徒を寝させない。教師も。
【14:00】
休み時間
・これまでと同じ。
【14:10】
六時間目
・一時間目と同じ。
・次は下校なので絶対に長引かないようにする。かといって手を抜かない(当たり前)。
【14:50】
終わりの会…クラス委員長が担当教師とともに号令してあいさつする。生徒の一日の様子発表(頑張ったこと、体調面の変化など)
・帰りの準備…トイレ・水分摂取・提出書類の確認など。帰りの会と平行。
・明日の連絡事項を連絡帳にl記入。
・終わり次第、バス下校の生徒はバスへ、タクシー下校の生徒はタクシー会社へ電話&保護者と3人で待ち、自家用車通学者は保護者の迎えを待ち、自力通学者は校門で見送り、など生徒によりその形態は様々。
【15:15】
スクールバス発車
・校門にて全教職員で見送り。明日も元気で登校してくることを願う。
【15:20】
教室掃除
・掃除機かけたり、机拭いたり、タオルなどを洗濯したり、ポットの湯を捨てたり、、、。
・毎週木曜日は全校清掃。校内の担当地域を清掃。僕はパソコン室。相方の教師(50代)がサボってこないので一人で清掃。何度も注意するも全く聞かない。これだからオヤジ(ハゲ)は嫌だ。
【15:30】
会議・事務作業
・養護学校は普通校の数倍もの会議がある。職員会議や学部・学年会議はいいのだが、意味のなさそうな会議が多く問題になっている。会議中は寝てはいけない。これ、どの世界でも基本。っとよく言われる。
・事務作業は主に授業案作成や教室整備など。僕は美術室にこもって掲示物を作成していることが多い。
【17:10】
勤務時間終了
・普通校では部活などがあり、この時間に帰れることはまず無い。が、養護学校ではそれもないので帰る教師が多い。昼休みがないので正当ではある。むしろもっと早く帰れる権利はあるはず。そこが悲しいところ。
・僕は残業が好きなのでこの時間に帰ることはあまりない。だいたい18〜20時が基本下校時刻。この時間を使って大学のレポートをしたいのだが、周りの目を気にしてなかなかできない。ノミの心臓の弱いところである。
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以上が養護学校の基本的な一日です。
これから新年度に入り何かと慌しくなるので、上記のように過ごせる日がいつくることやら…。早くクラスが落ち着いてほしいものです。はい。
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