BOOMERのスクールウォーズ
『給食』
みなさん、こんにちは。
いよいよ寒さも本番に入り、カイロ無しではやってられない季節に突入しました。この時期になると多くなるのが風邪です。季節の変わり目にも多いのですが、体の芯から冷えてくるこの季節にもやはり風邪が流行ってしまいます。僕の学校でも一クラスに何人かは風邪で休む児童がいます。健常者よりも免疫力が低いために一人が風邪を引くと驚くほど次々と菌がうつって行きます。当然生徒の体調を護る教師が風邪を引く事は御法度になります。
「体調管理も仕事の内」
そう肝に銘じて手洗いうがいを欠かさず行う今日この頃。みなさんも風邪にはご注意下さい。
それでは本題に移りましょう。
みなさん、学生時代の想い出って何ですか?部活、授業、恋愛 etc...人により歩んできた道が違う訳ですから、想い出も十人十色であって当然だと思います。しかし食いしん坊で肥満児な学生時代を過ごしてきた方々の多くは「給食」も大きな想い出になっているのでは?かく言う僕も小学生の頃は学校でも一位二位を争うほどのデブーマーでしたので、良くも悪くも給食は大きな想い出の一つであります。小学校を卒業してから早幾年。今や懐かしい学校給食。
休みの友達用のデザートをクラスの猛者共とジャンケンによって奪い合ったあの頃。
その日の献立がカレーだというだけで朝からテンションが上がりまくっていたあの頃。
牛乳の早飲み競争中に友達のくだらないギャグに笑って鼻から牛乳をしたあの頃。
大好きなおかずでもデブであるが為に周りの視線が気になってお代わりができなかったあの頃。
今では全てが懐かしい。。。
「給食」。
今回はこれをテーマにコラムしていこうと思います。
1.学校給食の歴史(日本)


給食の歴史は古く、今から116年前にまで遡ります。時は大日本帝国憲法の発布に賑わう1889(明治22)年。学制の発布により全国に小学校が創られ始めてから17年後の事。当時の日本は富国強兵を目指しながらも富国とはとても言い難い貧国でした。丁度そんな時に山形県鶴岡町で教育熱心な各宗寺院住職が大督寺境内に私立忠愛小学校を開校しました。しかし農家にとって自分の子供達には学業よりも家業を身につけて欲しいと思うのが一般的な時代。学校に行かせることができても昼食を持たせられないほどの貧しい家庭が大半を占めていました。そこで住職は「昼食を学校で用意すれば子供達の為にもなり、保護者の為になるのでは?」と考え、無償で昼食を給する事を思いつきました。これが学校給食の始まりです(ちなみにその頃の献立は「おにぎり」「焼き魚」「漬け物」)。やがてそれが全国に広がっていき、それが功を奏してか明治末期には就学率が100%に近いほどになりました(男女差あり)。
2.日本各地の給食


各地方によって食べられている給食は異なります。厳密に言えば教育委員会ごとに、また公立私立ごとによって給食献立は異なっています。それではいくつかの例を下に挙げてみましょう。
・北海道…イカめし
・秋田県…きりたんぽ汁
・茨城県…のっぺ汁
・山形県…米沢牛のサーロインステーキ
・静岡県…茶飯
・長野県…五平餅
・京都府…くり御飯
・兵庫県…あなご飯
・和歌山県…ミカン御飯
・鳥取県…かにみそ汁
・岡山県…祭すし
・山口県…ふぐ雑炊
・香川県…栗赤飯
・高知県…たまむし
・長崎県…皿うどん
・鹿児島県…奄美の鶏飯
・沖縄県…ゴーヤーチャンプル
ちょっと山形県に住みたかったなあ、と思いました。
3.世界の学校給食


学校給食の歴史は、1720年にフランスの私立学校から始まったという記録が残されています。それが19世紀中頃になって産業革命による欠食児童の増加に対する救済という形で世界規模で広がっていく事になりました。日本国内でも土地柄がでるのですから、世界ともなると国色豊かで独特な献立がたくさんありました。これまた簡単に列挙していきます。
・イタリア…ニョッキのクリームソース和え、鱈のバジルソース
・イギリス…フィッシュ&チップス、バターケーキ、くるみパン
・スロベニア…スロベニアンスープ
・ドイツ…ソーセージと大豆のチリコンカ
・ベルギー…カルボナード(牛肉のビール煮)、ワッフル
・ロシア…ボルシチ、バターロール
・メキシコ…チリカンコーン、ビタパン
・セネガル…マフェ(ピーナッツシチュー)、マンゴー
・チュニジア…クスクスの煮込みスープ、ワインゼリー
・カメルーン…ゴンボ、バナナを包んだドーナツ
・サウジアラビア…サンブーサ(アラビア風春巻)、タブーリサラダ
上に挙げた献立は2002年ワールドカップ出場国の学校給食の献立なんですが、それぞれの国々がキャンプ地にしていた都道府県では現在それらを献立に採用しているそうです。思い切った事をするもんだなあ、と関心。
以上です。
少し前から学校給食ブームが巷で起こっているそうで、街には「学校給食屋」なるものまで存在します。僕は好き嫌いが激しいデブだったので学校給食にはあまり良い想い出が無いのですが、喉元過ぎれば熱さを忘れるように卒業してから給食が非常に恋しく思いました。お金出してでも食べたいとすら思ったほどです。そして現在養護学校の小学部教師になり再び学校給食を食べる事ができました。「うん!やっぱり好きじゃない!」それを改めて確認しました。しかも給食費として3ヶ月ごとに10000円の出費。僕の給食のイメージがどんどん落ちてしまいました。やはり学校給食の良さは味よりその空間なのではないのでしょうか?
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