『オンブズマン』
コラムに先立ちまして、ご報告を。
採用試験落ちました。
はい、今回は「オンブズマン」についてです。
何かと不祥事が目立つ昨今の教育界。その中でも際だつのが問題教師についてです。今年に起こった事件だけを並べてみても結構な数になります。
・飲酒運転の教諭2人を懲戒免職(長崎)
・勤務時間中の飲酒(常習)により高校教師を懲戒免職(大阪)
・高校生2人買春(10回以上!!)により小学生教諭を逮捕(大阪・堺)
・女子中学生の髪を校長が切る
・理科室でAV鑑賞をする中学教諭が減給1ヶ月の懲戒処分(大阪・富田林)
・児童に対するセクハラにより教諭が懲戒(免職)処分(大阪・東京・埼玉・鹿児島etc...)
・中学校長に対して中学教諭2人が恐喝未遂により逮捕(和歌山)
・・・と、挙げるとキリがないほどの数です。
情けない・・・
全員ではないものの、このような教師を作りだし野放しにしてきた教育界にも問題があると思います。僕のように同じ仕事をする者にも不信感を抱かせるくらいなんですから、世間一般の方からすればその不信感は相当なことと思います。では実際に教育現場ではどのような事が行われているのか?それを知りたがるのは当然の流れです。そこで登場してくるのが「オンブズマン制度」です。
オンブズマン制度とは、なにも教育界だけにその使用を限定されるものではありません。具体的に説明すると、行政の仕事によって市民の人権や利益が侵されるような事があった場合、市民の申し出によってそれを調査し改善を求めるなどの勧告を行政に対して求める制度の事を言います。いわば苦情処理人・行政監視人といった感じです。その歴史は古く、1809年にスウェーデンで始まり、その後世界各国で取り入れられていきました。日本でも国の機関で検討されたが制度化にまでは至っておりません。しかし地域ごとにそれは行われており、1990年に神奈川県川崎市でそれが取り入れられてから全国各地に広がって来ております。
この「オンブズマン制度」により、市民の教育に対する見方が強まり、それまでにあった様々な問題も明るみになってきました。教師の不祥事もそれまでは見つからなかっただけの話で、以前にも同様の事件は多数あった事と思います。この制度によって教育界の実態がわかり、世間からの見方も大きく変わりましたが、同時に教育界自体の意識も変わってきました。いわばこの「オンブズマン制度」は、事実を世間に露見する事で現状改善に努める事を目的に置く素晴らしい制度なのです。
しかし、中にはこの制度をわけもなく利用して教育現場を掻き回すだけの輩もいます。その代表格であります、今神戸市の教職員間で話題の「自称オンブズマン」こと“K氏”について少し。
このK氏とは垂水区のとある商店街にて店舗を営む60歳過ぎの初老の男性なんですが、学校批判を行う事を生き甲斐にしているとっても困ったさんなんです。例えば、職員室に突然現れては教職員の勤務状況を事細かくチェックしにきて、少しでもおかしな箇所を発見すると「この学校はどないなっとんねや!!」などと暴言の嵐を起こします。気が済むと何事もなかったかの如く、スーッと帰っていきます。ストレスを発散しに来ているとしか言いようがないその行動に学校側としても不満が積もりに積もっているですが、下手に反論でもすると何をしてくるかわからないその行動力等、様々な問題がそこにはあるため為す術がない状態が続いておりました。
しかし昨年大きな問題が起こりました。いつものようにK氏が適当に学校に行き“アラ”を見つけて暴言を吐いている最中に、集中攻撃を受けていたある教師が倒れてしまいそのまま入院してしまったのです。さすがにそれはやりすぎやろ!と神戸市の全教職員が立ち上がり、K氏を裁判所に訴えたのです。結果はK氏に数十万円の賠償金を求める判決が下り、この問題に幕が降りました・・・かに見えました。
・・・つい先日、僕の勤務先の学校にそのK氏がやって来たのです。あまりに突然の事だったために職員室は異様な沈黙に包まれたその時、「何やこの学校は!!来客に挨拶もないんか!!ここはオ○ムのサティ○ンか!!」と無意味な暴言を吐いてきました。運の悪い事に僕はクッキーを食べている最中でした。「この学校は勤務中にケーキ食べてもええんか!!」K氏のきつい指摘。「そんなええもんちゃうわ!」と言えるわけもなく、ただただ呆然としていました。その後、校長室で校長&教頭のなだめの甲斐もあり約1時間後に帰りました。学校現場はお昼の休憩時間もない状態で朝から晩まで働いているので、空いてる時間があればいつでも45分間の休憩をとる事が認められているのです。ですから僕は別にK氏にとやかく言われる理由は全く無いんです。 その後の僕の処分としては「ケーキはこっそり食べよう」と翌日に注意を受けた程度で済みましたが、後味の悪い事件でした。
オンブズマンという看板のもと何を言っても許される訳ではありません。お互いの関係を良くするためにあるこの制度は、‘お互いを理解した上で’という最低限のマナーのもとで行われないとむしろ逆効果になります。皆さんももし「オンブズマン制度」に関わる事があった際にはその辺を十分考慮して下さいね!
次の時間は「教師系ドラマ」についてです。
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