始めに*
「料理は愛情」と、どこぞの料理人が言っているがまさにその通り。料理とは、手間、暇をかけ食べてくれる人の悦ぶ顔を見たいが為にその時出来得る最大の努力を惜しまなくすることにあると私は考えます。日本は塩梅を大切にし、素材の良さを引き出す料理に長けていると思います。造りなどは、その最もたるものです。切ツケひとつでこれ程までに素材の良さを引き出すこの料理方は、単純でいて最も難しく誤魔化しの利かない料理の中の料理だと思います。懐石の椀物は、出汁の取り方と塩梅で勝負する料理人の腕の魅せ所であるし、薄味によって自然にあるものを自然のままに、それが料理というものだと思います。利休の「花は野に在るように」という言葉にも通ずるものがあると思います。人は食べずして生きていくことは出来ません。人を豊かにするのも料理、料理は娯楽であり、生活の一部であり、芸術でもあるのです。今後はお惣菜、おふくろの味、と言われるどこか懐かしい味のする日本の家庭料理や、「医食同源」、四千年の歴史を誇り、奥の深い中華料理、その他さまざまな国の料理、そのいろいろなものを混ぜ合わせた創作料理など、和洋折衷の私のお気に入りの料理を紹介していきたいと思います。
*第一回*
記念すべき第一回目は我が一族に代々伝わる、伝統ジャンクフード『おみい』です。作り方はいたって簡単!!


