第18回「ギャップ」
9月です。
大声で候補者名を連呼する選挙カーに、最大限の笑顔でもって手を振りつつ、景観を乱す選挙事務所に向かってはコノヤローっと唾を吐き、ニワトリ歩きで今日も四ツ橋筋を闊歩しております。皆様、政見放送、ちゃんと見てますか???今回の選挙、最大限の特徴は「自民VS旧自民」の構図になっているところですね。いや、「小泉VS郵政族」といった見解が正しいのでしょうか。
小泉氏の郵政に対する怨恨は、ネットで情報がいくらでも転がっているのでココでは割愛しますが、ナンにせよ、今回の図式は傍目にオモシロイですよね。「刺客」という表現で、1対1の直接対決を仕掛ける様は、まさにキン肉マン。ホリエモンも出馬したし、投票率は上がるのでは。
そもそも、野党が弱いですよね。自公に対抗する政党であるべき「民主」が弱い。今回も、完全に乗り遅れている気がする。というよりも、マスコミがそう誘導しているのでは。
で、民営化反対派のボス、綿貫先生。アノ顔。ヤバいっすネェ。丹波哲郎みたい。「政治家=腹黒い」という図式をカンペキなまでに体現してくれています。この新党そのものの賛否はひとまず置いといて、ボクはこんな「胡散臭い」先生がた、ダイスキなんです。もう、貫禄がある。カリスマ性が違う!絶対に、黒い。スーパークロイ。でも、きっと小型犬を飼っているんだろうなぁ。優しそうな顔をして実は腹黒い、竹中平蔵なんかよりはよっぽどイイですね。贈収賄なんかが明るみになっても、綿貫さんなら「それがどうした」ってなもんでしょう。
そう、人は、イイ意味でも悪い意味でも、ギャップに弱い。パッと見、悪そうな人と、パッと見、イイ人。この2人が同レベルの「イイこと」をしても、確実に前者のポイントが高いんです。どこかで書いたような気がしますが、コレを「ヤンキー効果」といいます。逆も然り。外見のイイ人がちょっとでも悪い事をすると、そのイメージは急降下するでしょう。人がいかに他人のことを自分のレンズでしか覗いていないか、という問題ですね。もっと言えば、この「ギャップ」を使いこなす事ができたら、人が自分に対して持つ印象を、ある程度コントロールすることが可能になるのではないかと。綿貫氏は確実にそうしています。直球とチェンジアップを使い分け、決め球はココぞという時の為に持っておく。それが究極のピッチングなのです。ある意味で必要なのではないでしょうか、2面性。ああ。奥が深いね。ぎゃっぷ。
さて、この現象はマンガの世界でもあります。テーマやストーリーなど、内容的な部分で2面性を持つものもありますが、もっとも分かりやすいのは、作者の画風。作品のテーマによって、絵柄を使い分ける。そんなマルチな才能を持った作家が、世の中には多数存在するのです。「器用貧乏」になる可能性をはらんでいるとはいえ、一見、別の作者が描いたかのように見える2つの作品。それらが同一作者の手によると分かったとき、読者はその作家の才能に驚くハズ。一つのマンガの中に2つの絵柄を盛り込んだ「ドクタースランプ」は、やっぱりパイオニアだったんだと最近確信しています。まあ、これも先に手塚治虫が近いことをやっているんですけれどね。とりあえず今回は、それぞれまったく別の作者が描いたかのように見える、ハイコントラストな作品&作者を紹介します!テーマもまったく別! ホンマかよ!?って感じです。どん







